12/2(月)東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演レポート

【ネタバレ注意!】今後参加する方で事前に内容を知りたくない方はご遠慮ください。※セットリストがあります!

●2024年12月2日(火) 開場 17:45 / 開演 18:30 東京都・Zepp DiverCity(TOKYO)

写真はドラムの坂本 龍一@ryudrum_sさんのポストからお借りしました。

JR新橋駅でゆりかもめに乗り換えようと改札を出ようとしたら、後ろから名前を呼ばれました。小声で。空耳かよと思うような聞こえ方、無視しているとまた呼んでる…。恐る恐る振り返ると目の前に顔見知りの顔がありました。人の多い新橋駅で偶然に出くわすのも長年の縁ということでしょうか。一緒にお台場を目指しました。

2017年の森高ライブ以降もお台場に足を運ぶことはありましたが、Zepp Diver Cityは久しぶりでした。当日限定の生写真を購入してからフードコートへ。あちこちに森高ファンの姿がありました。腹ごしらえなどでそれなりに時間を使ってから入場待機列へ。いよいよ会場内へ。Zepp Fukuokaのイメージがまだ残っているので、Zepp Diver Cityは少し大きめに感じました。色々なアーティストのライブでも来ている会場なので馴染みがあります。

オープニングの3曲。なんとも前方ブロックがおとなしい感じ。事前に流れていた情報は、どうもガチ勢が後方になっているとのことでしたが、やはりそれを実感する雰囲気。森高さんも早くもそれを感じ取ったようで、最初のMCが始まりました。

東京は7月の人見記念講堂公演以来で5ヶ月ぶりとのこと、Zeppツアーは9本目と紹介し「ツアータイトルに負けないように勢いよく行きたいと思います。」と言った後に客席に向けて「みなさん緊張気味ですか?まだちょっと声が小さいかな。」

ここでホワイトクイーンのメンバーたちがサンタ帽を被り始めました。それを見て客席のあちこちでもサンタ帽を被り始めました。「バンドメンバーがサンタさんになってますよ。私はならないです。髪がぐしゃぐしゃになっちゃうので。せっかくセットしてもらったので勘弁して下さい。サンタさんになってるイメージで見て下さいね。」

「ジンジンジングルベル」は間奏で「ちょっと早いけどメリークリスマス!!」と言いながらステージの左右へ。

「クリスマスツリーはもう飾りましたか?」まだー!!「遅いですね。私もまだですけど。」

「黒い衣装でかっこいいでしょ。スケスケな感じで。」フゥー!!!「攻めてみました。」

「忘年会はやるんですか?」やるー!やらなーい!「あ、やるんだ。飲みすぎないようにね。」

「55歳になったということで、12月がお誕生日の人ー?今日が誕生日の人ー?」と順に聞いていって、今回もお誕生日の方が。「ハッピーバースデー!何歳ですか?」「ゴーゴープラステン!!」「65歳ですか!見えないですね。」

次の「SNOW AGAIN」。すっかり冬セトリ。は高音部でなかなか思うように声が出ず大苦戦でした。Aメロですでに伸びがなく、サビではさらに伸びを欠き、音程を外す所も、とにかくキツそう。歌詞もちょと抜けた所がありました。いつもは聴いていると本当に雪が降っている中で歌っているかのように感じるのですが、今回は残念な感じでした。みぞれが降っているかのようでした。福岡でも喉の調子が今ひとつだったので、ずっと風邪気味なんでしょうかね。

これはこの後どうなるんだろう?と心配になりつつ「岬」。「キーが高くて難しい曲なんです。」と言っている「岬」ですが、出だし好調!調子出てきたかな。いい感じ。—–と思っていたら、途中から失速気味でした。やっぱり高音が続く曲なので大変なんでしょうね。「ファイト!!」の後のMCで、「『岬』好きでしょ?懐かしい感じで。染みるでしょ。みなさんの胸にズンズン…?行くのかなと思います。」

ここでリッケンバッカーを携えたマリアちゃんを前に出して、その後、インディアンの羽飾りを被った高橋さんも登場。

「マリアちゃんが前に出てくるの初めてだよね。皆さんのために出てきてもらいました。リッケンバッカーは私のですよ。ミュージックビデオを再現しようということで。高橋さんにも出てきてもらいました。だいてだいてだいてって何回も歌うんですけど、良かったら一緒に口ずさんでください。」

「だいて」以降は高音がキツい曲が減っていくので、だんだん安定してきて、どんどんノリも良くなって加速して行きます。「だいて」~「続・あるOLの青春~A子の場合~」~「のぞかないで」で前半の大盛り上がりセクション。
「『のぞかないで』は疲れます。」笑い「めっちゃ頑張らないといけないので。迫力もないとねえ。大きい声出さないといけないので。今日はすごく疲れた。」笑い「気合いが伝わったでしょ?」大拍手
この曲でこんなことを言ったのは初めてかと。今日の森高さん、気合いが入っているようです。
「怒りソングのひとつですけど、これを作った頃は凄く怒っていたんでしょうね。20代だから書けたのかと。今はもう丸くなってるもんね。」笑い&大拍手

ご当地の美味しいもの紹介
「東京は色んな物がありすぎて、そんなの知ってるよーとか知らなーいとかって感じだと思うんですけど、今回はお台場の美味しいものを紹介します。知らない人は知ってる風で拍手して下さい。」はーい!

「お台場と言えば?」カヌレ!という声が聞こえたんですが、それはスルーして「そう!誰が言った?フジテレビ!」と食い付きました。んー、やっぱりフジテレビ関係者が来てるんだな。ロビーには港社長からのお花が飾られていました。そして、2階席にはスーツ姿の方が見受けられたりしていたのですが、「しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT」の構成・演出をされているきくちPや「Love music」を担当されていた方などがいらっしゃっていたようです。さらに「めざまし8」のMCを担当している谷原章介さんの姿もあったそう。谷原さんは翌日の同番組で「いつもはやらないけど手振りをしました。」と「この街」のサビのフリをやってました。「森高さんはファティマだと思っているんです。人造人間です。」とも発言。ファティマって人造人間の意味じゃないよと思ったんですが、SNS上では「FSSを読んだのかな」みたいな書き込みがかなりあって、調べてみると、永野護の漫画『ファイブスター物語』(FSS)に登場する有機的人造人間の意味で言ったみたいです。

終演後にはこんな方々と思われる方が中に残っていたようです。“のぞかない”でと言われても、“しりたがり”な森高ファン。何をやってたのか気になります。

「お台場のあちこちの施設に入ってる物を紹介したいと思います。お台場と言えばアメリカンな物が多いんです。」と切り出して、BUNKsandwichesのキューバサンドのポークベリーキュバーノ、ホットドックみたいなベーコンレタスドッグ。CRUXKafeoのお台場カヌレ、塩キャラメル、ショコラ。HELLOKITTYのこんがり焼、焼きドーナツを紹介。反応はとっても薄くて、皆さんお台場にはさほど来ないんでしょうね。私も何度も来てる割には、特定の所にしか行かないのでお店はまるで詳しくないし、何が売られているのやらと言った感じです。」

「Love music」の打ち上げはデックス東京ビーチの屋上でやったそうです。そこでバーベキューをやったというエピソードが語られました。

「渡良瀬橋」前のMCで、まだ左手小指が治っていないお話。「まだテーピングをしてるんですけども。」—-ん?テーピングって言ったのは初めてでは。ネット上では“絆創膏”、“包帯”と表現していた方もいましたが、やはり“テーピング”なんですね。だいぶ良くなってきたようなので、また傷めないように気を付けて欲しいものです。

「間奏をマリアちゃんが吹いてくれます。ピアニカ。リコーダーとはまた別の懐かしい音がしますよね。私のリコーダーより盛り上がってくれて。いいんですよ、別に。盛り上がってくれて。」

事前にマリアちゃんが使うのがピアニカであることを言ったのも初めてですかね。

「渡良瀬橋」の時からだったか、「雨」の時だったのか、前方ブロックのお客さんたちが座り始めました。それにつられて前方サイドブロックの方々も半分くらいは座ったかな。今回のZeppツアーではずっと立って聴くパターンが続いていたので異例でした。

見えにくかったステージがこの時は結構見えるようになった方が多かったのではないでしょうか。

グッズ紹介
「今日もみなさんTシャツ着てますかあ?——あれっ?今日は少ない?着てる?前列の方、着てませんね。」たぶん始まってからずっと気づいていたのだと思いますが、ここからしばらくTシャツチェックが続きました。「着てる。着てない。着てる。着てない。ない、ない、ない!着てる!着てない、着てない、着てない…。ざんねーん!!」といった感じで続けざまに前方の方々をチェック。こんなチェックもまた異例のことでした。しかも「ざんねーん!!」なんて言う言い回しをしたのも異例。本当に残念そうな言い方でした。Zeppツアーは度々参戦するような方々が多いせいかTシャツ着用率がホールツアーだった「この街」ツアーに比べるととても高くなっていました。この日も1階の中央あたりから後方に行くほどTシャツ率が高かったのですが、前方ブロックは森高さんのチェック通りの低さでした。「凄いの着てる方いますね。氣志團と森高千里。両方推しですか?でもTシャツじゃなかったっ。」笑い

ここからはTシャツの色チェック。「Tシャツは2階の方が多いかな?」そうなんです。今回はやたらに2階席がDJPムード。見るからに1階半分より後ろと2階席に何度も参戦している方が多い感じでした。
「タオル持ってますか?」たくさん掲げられました。ゴォーゴォーカレーを紹介して、「カツカレーは好きですか?美味しいですよね。」と森高さんもカツカレーが好きなようです。アクリルキーホルダーでは「3点セット…じゃないか。」そうそう、セット販売ではないですよ~。「みなさんが作ってとお願いしたので作らせていただきました。また違うバージョンも考えたいなと思います。」と言っていました。かなり売れ行きが良いのか、前向きな発言ですね。ルーペでは福岡公演でかけてコールがあって応じたので、今回も期待大です。客席のあちこちから、散発的に「かけてー!」の声が飛び始めました。それを受け流す森高さん。「皆さんの年齢のことを考えて作りましたよ。これは拡大鏡なんですよ。」と聞こえないふり。それでも、かけてー!の声は絶えず、ついに一斉のかけてコールが手拍子共に勃発!!「もぉ~。」と陥落しかかる森高さん。しかし、「その手には乗りませんよ。」と返します。じらし上手なのかあっ。「ええ~っ!!!」と残念がる客席。「こないだはかけましたけど。」それでも屈しない執念丸出しの森高ファンたち。意地でもかけてもらうぞーとばかりに再びのかけてコール!!「毎回やらなきゃいけない?みんなが買ってくれるならかけますよ。」と言ってついにルーペをかけてくれました。福岡では後ろを向いての振り向きでしたが、今回は真正面を向いて堂々たるかけっぷりでした。
パフレットは掲げる人が好きないのが特徴。今回も少数が掲げてさらっと終わり。生写真もさらっとでした。「もうないかな。」と森高さんが行ったところで、「暖簾(のれん)ー!!」の声。1階最前列と2階最前列で暖簾が掲げらました。森高さんは最前列の女性から借りて紹介。「それじゃ借りようかな。ありがと。」こういう機会に恵まれた方は本当にラッキーですよね。2階席に向かって「ありがとうございます。落とさないでくださいね。」2階の男性「ありがとうございまーす!!」「あ、こちらこそありがとうございます。」大拍手 どこに飾るのかという質問に玄関やお風呂場という声がありました。「こんな物が欲しいというご要望があれば考えさせていただきますのでよろしくお願いします。」

ホワイトクイーンメンバー紹介でのフリの言葉を間違えたようでやりなおし。
「あと2曲になってしまいましたー!」ええーーっ!!「お決まりでしょ、それ!」笑い 「まだ付いてこれますか?激しめですよ。」

前半で気になっていた森高さんの喉の調子やステージの見えにくさなどは、もうすっかり気にならなくなって、ただひたすらに楽しむのみ!「夜の煙突」でのヘイ!ヘイ!や「GET SMILE」でのヘイ!ヘイ!もできる限りの声出しで頑張りました。「夜の煙突」のラストでは森高さんから胸の前での小さなハート❤。今回も右足を上げながらでした。ハートは前に突き出さず胸の前に置く感じだったかと。

森高さんとホワイトクイーンが一度ステージから捌けた後、トイレに行ってから戻って席に着こうとするも、興奮状態で(あれ?席どこだっけ)とちょこっと迷子になりました。あ、もっと後ろだった。(苦笑)

アンコールは「道」。ん?「道」だったっけ?Zepp Fukuoka公演までは秋バージョンで「風に吹かれて」でしたが、今回から冬バージョンなので「道」に変わったんですね。本編での興奮状態はゆったりした曲調の「道」でクールダウン。森高さんの歌声とホワイトクイーンの演奏の心地良さに包まれていました。森高さんの歌とマリアちゃんのソロが若干引っかかった気がしたけど、どこだったかな。

「楽しんでいただけましたか?」イェーイ。「小さいなあ。明日は撮影が入るんですよ。練習です。」とやり直し。「楽しんでいただけましたかー?」イェーイ!!!

そうかあ。2日目は収録なんですね。

ラジオ出演の話。「MUSIC10」はチョコプラ(チョコレートプラネット)がゲスト予定。「ララサンシャインレディオ」は旅行の参考に。「岸谷感謝祭」については「渡瀬マキちゃん、岸谷香ちゃんと3人で面白いことをやろうと考えています。そこでしかできないことをやっちゃおうと考えています。」とのこと。
「明日、収録したのは早く出しちゃおうということで来年(2025年)の3月くらいには出せるのではないかと。編集が大変です。」だそうです。またアクスタ(アクリルスタンド)が付いてくるそうですよ。

「そして、なんとー!」え、まだなんかあるのか。「お?」「なんとー!」「おー?」「このツアーが好評のため、追加公演が決まりましたあ!!」拍手&イェーイ!「1月18日がZepp DiverCity。2月1日がZepp Osaka Baysaide、2月2日がZepp Nagoya。来ていただけますよねー!」大拍手&イェーイ!!「今度は土日です。ちょっとずつ変えて楽しんでもらえたらと思います。」

なんて言ってましたので、またセトリが変わるんですかね。是非、3公演共参加したいものです。

「皆さん楽しんでいただけましたか?大丈夫ですか?」とステージ左右へ。前方席に顔を向けながら「無言で手を振ってますよ。」と苦笑い。ここまで来てもおとなしい前方ブロックの皆さん。森高さんを前にして、なかなか声は出しにくいようです。

後方支援のガチ勢はより一層声を張り上げて、感謝の気持ちを表していました。「2階席にキラキラ光ってる人がいる。」どうやらコスプレしている女性の衣装のキラキラが目に入ったようです。

「それでは最後になりましたよ。」ええーっ!!「みんな好きだね、それっ!」と言わせておいてのツッコミ。うれしそうな森高さん。

ちさとコール短めで再登場してダブルアンコールへ。ここはもう10コールくらいで出てくるのがパターンになってますね。

「今日は皆さんどうもありがとうございましたー!」と挨拶して、「レッツゴォーゴォーツアーの追加公演も決まりましたので、また盛り上がりたいと思います。その後も…」とわざと気を持たせる森高さん。まだなんかあるのかー!!「おおーっ!!!」と期待したものの「まだ決まってないよ。」とはぐらかされて、「また色々な所に行ければいいなと思っています。」

うーん、追加公演が決まったので、その中で次のツアーが発表って感じなんですかね。

「大丈夫ですか?まだ体力残ってますか?最後の曲になりましたよ。」ええーっ!!「ふふ。聞きたがり。」結局、聞きたがりなんじゃないかー。このやりとり楽しいから良いですけどね。

「楽しんでいただけて、素敵な笑顔をいただきました。ありがとうございました。最後に「見て」を歌って終わりたいと思いますけど、大丈夫ですか?」馬鹿に大丈夫ですかが多いなと思ってると「大丈夫ですかって変だよね。口癖で。」あら!森高さん自覚してるのかあ。

「見て」は伸びやかな歌声で、きちんと最後を締めくくりました。

「大きな声援ありがとうございましたー!!気を付けて帰ってくださいねー!!」と手を振りながら、「じゃあ、あた明日~!!」

というわけで、2日目が収録ということもあって、リハーサル的な雰囲気を少し感じました。仲間内でも同じ声が。
その2日目ですが、知り合いの範囲内では異常に落選者が多く、私もリセールでなんとか確保できました。かつてないような状況。果たしてどうなるのでしょうか。

 

森高千里インスタグラム:https://www.instagram.com/p/DDE-y7Cz2FD/?hl=ja&img_index=1

 

<セットリスト>

01. オーバーヒート・ナイト
02. A君の悲劇
03. あるOLの青春~A子の場合~(森高コネクション)
MC
04.ジンジンジングルベル
MC
05.SNOW AGAIN
06.岬
07. ファイト!!
MC
08. だいて(ラスベガス・ヴァージョン)
09. 続・あるOLの青春 ~A子の場合~(森高コネクション)
10. のぞかないで
MC
11. 渡良瀬橋
12. 雨(ロック・ヴァージョン)
13. 若すぎた恋
14. テリヤキ・バーガー
MC
15. 気分爽快
16. 17才

17. 私がオバさんになっても
MC
18. 夜の煙突
19. GET SMILE(コンサート・アレンジ・ヴァージョン)

(アンコール)
20. 道
MC
21. この街

(ダブルアンコール)
22. 見て

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