2/25（日）山形・南陽公演レポート

【ネタバレ注意！】今後参加する方で事前に内容を知りたくない方はご遠慮ください。※セットリストがあります！

写真はドラムの坂本 龍一さん@ryudrum_sのポストからお借りしました。

●2024年2月25日(日)　開場 15:45 / 開演 16:30　山形県　シェルターなんようホール（南陽市文化会館）

青森・八戸での公演を終えて、間に1日挟んでの山形・南陽市での公演です。南陽市は鶴の恩返しのお話で有名な場所とのことです。山形新幹線で赤湯駅に向かい、長井線という単線1車両のかわいいデザインの電車で南陽市役所前駅で降りました。トコトコと走る電車。途中からシェルターなんようホールがずっと見えていました。赤湯駅から徒歩の方が多いだろうな。

最初のMCで森高さんが「シェルターなんようホールは木造建築のホールとしては世界最大だそうでギネス認定されているそうです。床も見てくださいね。凄く綺麗ですよね。」と言っていました。リハーサルの時に客席に座ってみたそうです。

「パワフルに頑張ります！」とこの日も元気な森高さん。会場のノリも良くご機嫌そう。遠くの席の方々に「見えますか？あー、見えないですか。」と言ったあと、見えにくくてすいませんなどと言わずに「でも、仕方ないですね。」とキツめな一言。これには後方席から笑い。こんなにズバズバと物を言う森高さんに初めての方々も大ウケです。「次に来る時は前の方の席を当ててくださいね。」

今回は開演前からあまり体調が良くなかったのですが、オーバーヒート・ナイトの時にもう駄目だあ…となって、不覚の途中退場。寒さ対策で着込みすぎていた上に、前の座席下から暖房の熱気が出る仕組みで汗だくになり脱水症状？中に着込んだ1枚を脱いで体を冷やしてから席に戻りました。なので、ご当地のあれこれ紹介はほとんど聞けず。

龍上海の赤湯からみそラーメン、田中屋のあんびん、おやつ屋さんのどんどん焼き、三和缶詰株式会社のやまがたパインサイダー、菓子処六味庵のちびかり、パフェどら、山形プリンのプリン、菓子工房白いくもの貞助の生どら、まりや菓子店のポンポコ、萬菊屋のNANJOdaBE(なんじょだべ)、道の駅やまがた蔵王、ぐっと山形、玉こんにゃく、ゆーなびからころ館、あっこポッポ湯

と、盛りだくさんの紹介内容だったようですが、席に戻ったら隣の方が「千里さん、ちょっと暴走気味に飛ばしてました。反応あったのは半々くらいでしたよ」と言ってました。森高さん自身も「盛り上がるときと、シーンとするときがあるんです、今日は半々だったかな」と言っていたそうです。森高さん（たち）は結構道の駅でみやげ物を買うことがあるように思います。色々な物を売っていますからね。龍上海は大人気のラーメンで100人もの大行列ができるお店なのだそうです。森高さんはさすがに店には行かず、カップ麺で食べたそうです。ゆーなびからころ館は閉まっていて、あっこポッポの湯は行った時には最初誰もいなかったそう。一緒に浸かれた人がいたら超ラッキーでしたが、その恩恵にあずかれた人がいなくて嫉妬せずに済みましたね。ここのお湯は飲めるそうですが、地元の方？は飲まないよと言っていたとか。ちょっとくせがあるお湯のようです。

このホールは綺麗な上に音も良く、木の響きがうまく使われているのでしょうね。上手側のスピーカーの方だったのですが、PAさんも気持ちよかったのかかなりガンガンと鳴らしていたように感じました。座もゆったりで、ステージがとても見やすかったです。

前方ブロックは濃い方々がだいぶ少なめ。「初めての方～？」の質問ではかなりの方が手を挙げていました。明らかに会館売りの席って感じでした。そして、後方にも初めの方がどっさり。ホール入口に看板を設置するなど、地元が盛り上げている公演はSOLD OUTしますね。意気込みや気合の入れ方を感じます。ここのホール、中に入ると公演を行った数多くのアーティストのポスターとサインがずらりと並べて展示されています。きっと、今回の森高さんのも掲示されると思います。それを期待して翌日に見に行ったファンもいましたが、残念ながら月曜日は休館だったそうです。先々、地元の方々からの報告があると思いますので、その時は追加の記載をしたいと思います。

前後にたくさんの初めての方がいるにもかかわらず、会場全体はとても盛り上がりました！青森のとんでもない盛り上がり方よりはやや弱めだったかもしれませんが、すごい盛り上がりであったことに変わりありません。何しろ森高さんはご機嫌でしたので。声援が格段に増えたのは、以前に比べると数多くの方々がグループを作ったりして、仲間や知り合いが増えているのが原因だと思います。会場の雰囲気がとても良いのが森高ライブの特徴だと思ます。森高さんに付いていくファンなので当たり前でしょうね。

「あなたは人気者」では八戸公演に続き振付指導がありました。初心者の方々がとても多かったので、有効だと思いました。少しでも多くの方々に一緒にやっていただければ更に楽しさが増すと思います。森高さん「まず私が一人やりますから見ててくださいね」と言ってアカペラで初めたのですが、客席のファンは動きたくて仕方ない様子。あちこちで一緒にやっていました。

ホワイトクイーンメンバー紹介では、ドラマーの坂本君を皮切りに徐々に演奏に加わっていくパターンがかなりな仕上がりをみせていました。もう息ぴったりになりました。今回の坂本君の起用ですが、キーボードの佑ちゃんから声を掛けてもらったのだそうです。

さて、ここで本日のとってもサプライズな出来事のお話です。公式の森高Facebookやインスタ、XなどのSNSで書かれていた“ミニ森高”ちゃんについてです。MCでは何度か声を拾ってもらえたようですが、お母さんが抱っこしたり、森高さんが下手側に来るたびに『ここ！ここ！』と娘さんの頭の上で指さしてアピールしていたものの、気づいてもらえずがっかりしていたそう。しかし、なんと本編最後の退場時に森高さんの目に止まり、「あれ？！17才の衣装？！」。隣りにいた母親を指さして「で、お母さん？」と話しかけ、「ステージに上っちゃう？」と言ってスタッフがサポートして持ち上げてあげてステージへ。このシーン、私の席からはよく見えていなかったので取材してみました。お母さんが抱っこして上げたらいいのかな？！と思って両脇を抱えようとした時に、森高さんが近くのスタッフさんに、『ステージに上げるの手伝ってもらっていい？』みたいな感じで指示をして、その方が素早く娘さんをひょいと抱き上げてくれたのだそうです。

ステージに「17才」衣装を身に着けたかわいい女の子が登場し、思わぬ出来事に客席から拍手！！「何歳？」「10歳です。」「私のこと知ってる？」大きく頷く女の子。「初めて来たの？」「2回目です。」「もしかして、この前もこの衣装着てくれてたの？気づかずにごめんね～。」
森高さんはそのかわいい女の子の頭をなでたり、握手したり。交流のある知り合いのお子さんだけに、こちらも物凄くうれしくなりました。最初に会ったのは幼稚園の時だったもんな。お母さんによると、「まさかこんな奇跡が起きるなんて！私も涙目ですごい、すごーい！！って見守っていましたが、娘も涙目で大興奮で戻って来ました。」とのこと。終演後に会ったときに良かったねとグータッチ。とてもうれしそうな笑顔でした。「手を洗いたくな～い！と言ってました。もちろん握手は拒否されました。（苦笑）

「あ、私捌けなきゃいけないんだったね。笑」とアンコールの着替えに向かわなくちゃいけないのを忘れていた森高さんなのでした。そうそう、森高さんは“お花のような匂いがした”のだそうです。

そんなこんなでヒートアップした今回の南陽公演。素晴らしい熱気に包まれた思い出深い公演となりました。

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追記）今回ステージに女の子が上がったのは史上初だと思っていましたが、どうも過去に2度あって、今回が3回目ではないかとのことです。

森高千里インスタ：https://www.instagram.com/p/C3xKVniJVnA/?img_index=1

＜セットリスト＞
1. 東京ラッシュ
2. ザ・ミーハー
3. 非実力派宣言
ＭＣ
4. 道
5. 銀色の夢
6. あるOLの青春
7. しりたがり
8. オーバーヒート・ナイト
ＭＣ
9. ララ サンシャイン
10. 二人は恋人
11. SNOW AGAIN
12. テリヤキ・バーガー
ＭＣ
13. 渡良瀬橋
14. 雨（アルバム・ヴァージョン）
15. 17才
16. 私がオバさんになっても
ＭＣ
17. あなたは人気者
18. 夜の煙突
19. 雨のち晴れ
(アンコール)
20. 気分爽快
21. NEW SEASON
ＭＣ
22. この街
(ダブルアンコール)
23. コンサートの夜