森高千里 2023ツアー「今度はモアベターよ！」神奈川公演レポート
【ネタバレ注意！】今後参加する方で事前に内容を知りたくない方はご遠慮ください。※セットリストがあります！
●2023年6月12日(日) 開場 15:45 / 開演 16:30 神奈川県 神奈川県民ホール 
梅雨に入り、この日も雨予想でしたが、森高さんの晴れ女パワーで雨をはねのけ“曇り”に。開場してしばらくすると入場待ちの方々に雨が降っていましたけどね。公演中のMCでは自慢げに“晴れ女”ぶりを語っていました。いや、ほんとに凄いパワーです。概ね、開場前と終演後は雨が降っていませんでした。お見事です！！
人見公演の興奮から一週間。3階席まである約2400席のキャパの神奈川県民ホール。SOLD OUTさえしませんでしたが、3階までかなりがほぼ満席という盛況ぶりでした。約2000名の人見記念講堂だったらSOLD OUTしてるどころか、1階、2階の後方がびっしりと立ち見で埋め尽くされている数字になります。今回は人数が多いのと人見でのモアベター宣言により、森高ファンも人見公演より一層の声出し応援やMCでの森高さんとのやりとりをして大いに盛り上がりました！！ 明らかに人見公演の時より、客席からの声が増えていました。森高ライブならではの熱い声援でした。 神奈川県民ホールは1998年のSAVA SAVAツアー以来。私自身もこのホールとは随分長い間ご無沙汰でした。周りのファンの方々にとっても久しぶりに来たという声が多かったです。
実は人見公演では森高さんばかり見ていたので、ムービングライトでしか演出していないと思っていましたが、バンドの後ろ、ステージ奥にプロジェクターの投影なのか色とりどりにデザインされた水玉などが映し出されたりしていました。ホールの音響は断然人見の方が良くて、神奈川県民ホールでの私の席ではかなり音が籠った感じに聴こえて森高さんの声と楽器の音のごちゃ混ぜ感を感じました。ホールの座席配置が外側に張り出した形のブロックがあるので、スピーカーがやや外側に向けられていたせいかもしれません。両サイドの外側ブロックの席が意外と良く聴こえていたかも？もっとも、ライブが進むに連れ、そういう点はどんどん気にならなくなっていって、ひたすら気持ちが盛り上がっていきます。
スタンディングになって、前の人達の隙間からかろうじて見えている状態でしたが、見えにくくても盛り上がれるのはやっぱり楽しいです。 MCの流れは人見公演と同様ですが、セトリはとってもサプライズ。かなりな入れ替えで、人見公演に参加した人たちは一様に驚いたようでした。過去のツアー中でも曲の流れを調整するかのような曲の入れ替えがあるのは普通のことでしたが、今回のは元々用意されていたBパターンといった感じのセトリ変更。まだ歌ってない夏曲ありますよね？残り2公演の“夏セトリ”も更に変更があるのか注目です！！
「夏の日」の♪ほほなでるしおかぜ～の高音が出なくて、今日はちょっと不調かなと思いましたが、その後ぐんぐんと良くなっていきました。
「海まで５分」での両手振りでいきなり隣の人の手とガツンとぶつかり、うーむ慣れてない方なのねと思いました。終演までに何度も手がぶつかりました。アンコール曲でも一発目でガツン。他のアーティストだと“合わせ鏡”に振ることが多いので、なかなか難しいですね。
最初のMCの後に歌われたのは「YOKOHAMA ONE NIGHT」。次のMCで「横浜といえばこの曲って感じですね」。せっかく場所に合った曲があるのだから歌わないのは勿体ないですよね。歌わなかったらきっとブーブー言われることでしょうから外せません。
「その後の私」が「あるOLの青春」に変わりました。「その後の私」では人差し指を内内外外と回すんですが、「あるOLの青春」ではそういう振り付けではありません。でも、この曲でも「その後の私」バージョンで振り付け。楽しければいいのだ。基本は“森高さんに合わせる”です。そして、変な回し方の人も多いですが、問題ありません！
そういえば、内内外外ができない人ってあまり「古今東西」などを見たことがないんですかね？散々見てると振り付け覚えちゃいますよね。比較的ファン歴の浅い方が参戦しているんでしょうか。だいぶファンが入れ替わったのかもしれません。
「SWEET CANDY」の後に「常夏のパラダイス」が入りました！！これはびっくり。「歌ったことありますかね？」と言った直後、客席から「はじめてー！！」声。「ちょっと難しかったです」と森高さん。
「渡良瀬橋」を歌う前に「しっとりした曲を歌いますので、皆さん座ってください」とのことで、客席はすっと座り始めました。その後、「みなさん素直ですね」みたいなことを言っていました。「座るとみなさん目が怖いですね。じろじろ見られてる気がして」。大勢から見られる視線って凄いですよね。経験あります。ずっと立ってるのはしんどいし、長い間着席公演が続いたのでスタンディングはかなりのきつさ。ちょっと休憩させてもらえるのはありがたいです。森高さんの歌声に気持ちよくなりすぎて眠くなる人もいるみたいですけどね。
人見公演のセトリの「気分爽快」とアンコールだった「私オバ」が場所チェンジ。「１７才」～「私オバ」に変わりました。アンコールが「気分爽快」です。うん、今回の方がいいかな。なんか「私オバ」がアンコールというのは違和感があります。「ハエ男」～「バナナチップス」はとにかくお気に入りのようですね。森高さんはとっても楽しそうな表情をしています。
MCでは「この夏はどこか旅行に行きますか？」の問いかけに、様々な地名が飛び交いましたが、そのあまりの多さになかなか聞き取れない様子で、しまいには「無視しとこ」。こういうちょっと冷たいようなフレーズをあえて口にしてしまうのが、森高さんのMC名物の一つですよね。
・ツアーグッズ紹介でのTシャツ紹介、「今回は緑も青も結構いますね」。ツアーT姿の人が公演を追うごとに増えて行くと思われます。「黒はちょっと目立たないですけど、普段使いもしやすいかと」。かなり黒を着ている人もいましたよ。
・ホワイトクイーンメンバー紹介で「マリアちゃんの顔を見たいですよね？」と人見に続いての“お願い”。マリアちゃんは人見の時同様にマスクを下に瞬間的に下げただけでしたが、めっちゃ笑顔でした！その後、両手で頭上での大きなハートを作り、胸の前で小さなハート。人見の時より、明らかにノリノリでした。
・前方ブロックにお手振りや問いかけなど、かなりのファンサ。そして、久しぶりに“いつもの人たち”というフレーズが登場！新しいファンで慣れていない人たちや常連陣などに満遍なく気持ちを伝えてくれる森高さんなのでした。
・衣装の話で「1990年の学園祭の衣装を再現して作ったんですけど、その時の衣装そのものではないんです。うまく説明できていなかったのか、中にはその頃の衣装をよく着れますねと書いてる人がいました。人見の時にちゃんと言ってなかったかな？」。（客席から「言ったー！！」の声）投稿者が勘違いしたものですが、言ったかどうかはメンバーやスタッフさんに聞けばわかるろ思うので、わざわざMCのネタに引っ張ってきた感じですかね。FBなどSNSへの書き込みはよくチェックしているようです。
・「その宇都宮大学の学園祭に来たっていう方いらっしゃいますか？」で私の見える範囲内では数名が挙手。凄いですねえ。私はまだCDを聴いているだけの頃だったと思います。
・秋に発売予定のVRについて。「ファンから1年の期限では短いので長くならないのかという声がありました。2年になりまーす！」との発表がありました。VR視聴会が行われていますが、視聴会でのVRゴーグルは実際に発売されるゴーグルとは別の物です。コンテンツも視聴会用の物です。発売される商品ではゴーグルやコンテンツの解像度がより良くなる可能性が高いです。
・森高ライブではよく行われる“年齢チェック”。「20代の方はいらっしゃいますか？」で「はーい！」と数多くの手が挙がるものの、「あなたは20代じゃないでしょ！」と突っ込まれたい人が続出。森高さんに鋭く弾かれながら残った本当の20代が10名ほどはいたでしょうか。たしかに増えて来ているかも～。「最近、町を歩いていると20代の人に声を掛けられるんですよ。『雨』を歌ってる方ですよねとか。知っていてもらえて凄くうれしいです。」
・「自分がライブでどんどん若くなってる気がします。20代の頃に戻ったような感じです。皆さんも若返ってますね！」
・「これからも体が動く限り、そして皆さんが来てくれる限り歌っていきますのでついて来てくださいね！」
途中のグッス紹介が短めで出演番組の紹介もなし。初日は各番組からお花をいただいたりしているので、営業トークとして番組に触れていたんでしょうね。
大声援に包まれ物凄く熱く盛り上がった神奈川公演。かなり疲れましたが、気持ちはとってもスッキリしました！！
まだまだ公演は続きます。次回の栃木公演も楽しみましょう！！
森高千里インスタ https://www.instagram.com/p/CtWQmRNpMCl/?hl=ja
＜セットリスト＞
1. 短い夏
2. 夏の日
3. 海まで５分
ＭＣ
4. YOKOHAMA ONE NIGHT
5. 二人は恋人
6. ザ・ストレス
7. あるOLの青春
8. しりたがり
9. OVERHEAT. NIGHT
ＭＣ
10. SWEET CANDY
11. 常夏のパラダイス
12. 七夕の夜、君に逢いたい
13. 私の夏
ＭＣ
14. 渡良瀬橋
15. 雨（アルバム・ヴァージョン）
16. 17才（今度はモアベターヴァージョン EDM調のアレンジ）
17. 私がオバさんになっても
ＭＣ
18. ハエ男
19. バナナチップス
20. 夜の煙突
21. 雨のち晴れ
(アンコール)
22. 気分爽快
ＭＣ
23. この街 (ダブルアンコール)
24. コンサートの夜
